お宅拝見銚子市 岩瀬様邸(平成12年10月築)仕事/自営業
担当スタッフ代表●営業/菅谷●設計/平井●管理/郡●棟梁/根本
和の雰囲気を大切に、洋の機能性を取入れた「新和風空間」を実現致しました。ヤワタ流「数寄屋」が静かな人気を博しています。日本の伝統美を大切にする方々がヤワタホームの提案する新しい木造の正統「木精の家」をご理解頂いてきた結果と存じます。外観、内観共に、木造軸組工法ならではの細かい気配りのもと、創造的住空間を全く自由に個性的な発想で、創造致しました。

数寄屋の発祥
千利休が完成させた茶道…詫び寂びを追求し形となった、自然の素朴な素材を自由に使って建てられた草庵風茶室を数寄屋造りと呼ぶようになり、日本固有の建築文化形づくられてきました。伝統建築の形、心。この造形を支えているのは、在来木造建築の総合美。現代社会にこそ必要な、住む人の心、を大切に考えた形がヤワタの数寄屋造りなのです。


◆階段は家族が集まる居間から上がれる階段が当初からのご希望で、居間からの暖気の逃げるリスクを床暖房で解消し実現しました。

◆和室の数寄屋建築に本格的な洋室。ダークブラウンのぐっと渋い腰壁に落ち着いたクロス仕上げで大人が落ち着ける場所となりました。隣接されたクローゼットは約5帖。これだけのスペースのクローゼットでも狭いと当初言っておられましたが、充分ではないでしょうか。

◆寄り合いなどでの広いスペースが必要な時は、広縁も含めると15帖のスペースとなり、有効に使える10帖。床畳の入った床の間と、お住いになっていたお宅で使用していた欅の框をご主人様の御希望で、飾り床の框に組み込み、今まで住んでいた建物の心を今に残しています。

◆広縁は余裕の幅で、1818の幅で計画、縁側で腰を下ろしのんびり時間もリフレッシュに最適なスペース。

◆玄関は訪れる方の配慮から、家庭用の上り口を生活に直結するLDK側へ、またお客さまをお通しする上り口は取次ぎの間を通って和室10帖へと設けました。

◆家族の履物が充分収納できるように、2間の長さで設えました。大変大きな収納ですができるだけ雰囲気を壊さず、お客さまからは見えないよう、レイアウトする部分がこのコーナーでは最も楽しんで考えさせてもらった部分です。

◆LDKは奥様のたってのご希望で、対面キッチンでできるだけ、すっきりとしたいという事で、キッチン前の立ち上がりを極力低く設計し、流し上の吊り戸棚を背後に取り付け天井に取り付けるレンジフードをやめ、グリーンハイキを装備し、天井部分をすっきり仕上げ、また、腰壁はお子さんが育ち盛りということもあって、汚しても良いようにヒバの無垢材で仕上げさせて頂きました。床は居間・食堂・台所部分の主要部分は床暖房を装備。これから迎える寒い冬にも万全です。

◆洗面所は洗濯しながら、居間の様子や2階に上がるお子さんの様子がわかるように居間・階段に面して窓を取り、ふだんは開けっ放しして家事ができるようにレイアウト。浴室にはジェットバスを設備し、バスライフも充実。

設計/平井
岩瀬様のお住いは、田園風景の先に新しく利根川に架けられた、かもめ大橋が一望できる静かな場所に計画されました。玄関周辺の中で私自信が是非提案させて頂きたいと前々から考えていた待合いがお客様にも受け入れて頂き、しっかりとしたお住いに対する考えのお持ちのご夫婦だったからこそ、このお住いが実現出来たと感謝致しております。

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