『友の会』作品ご紹介 商標登録第421136号 利根川の河川敷き(地下6メートル程)の泥土を、うわぐすり(釉薬)として掛けたり、あるいは下地にして焼成したものを総称しています。河口に近い河川敷き周辺の土は、可塑性(こねて形になる)が乏しいため、粘土としては不適ですがうわぐすりとして使うと、耐火性に富み、鉄分を多く含み、茶色や褐色になります。酸化炎焼成で1300度近くまであげますと、やきものの中で最も難しいとされている油滴天目がでます。



平野 貴司様(波崎町)
経歴
1971年 明月壷陶芸研究所(鎌倉市山ノ内・蜻山遺窯)にて基礎を学ぶ
1976年 鎌倉美術展鎌倉市教育委員会賞 日本表現派展
1978年 神奈川県美術展 76〜82年 第一美術展
90・91・96年〜2001年 鎌倉美術展審査員
1977年 鎌倉にて第1回個展開催その後陶芸部結成・日韓展・グループ展各種開催
1994年 横浜市内より窯施設を現在地に移設
1996年 NHK水戸放送局ギャラリーにて第2回個展総合テレビ放映・紹介
1996年 7月・NTT銀座ギャラリーにて第3回個展
1997年 鹿島勤労文化会館および県信支店等にて第4回個展
1998年 7月・NTT千葉放送局ギャラリーにて第5回個展総合テレビ・ラジオで放映紹介
1999年 8/5日・NHK総合テレビ「いっと6けん」「茨城の美」にて放映紹介
2000年 12月・鹿島セントラルホテルモール特設ギャラリーにて第6回個展
2001年 2月・NHK総合テレビ小さな旅にて油滴天目放映
2001年 10/16より、駐日大韓民国大使館文化院ギャラリーにて第7回個展経歴
現在……利根川焼、利根川河川土を釉薬にして油滴天目に取り組む。河川土を利用し、雪模様・氷裂紋の作品に取り組む。

 利根川の土を使って油滴天目、氷裂紋を表現して八年経過してしまいました。利根川の流れを朝、夕に見ていると、時空を超えて先住古代の人々を想い起こし、大きな感慨を覚えます。土に感謝、自然の中にある気・魂に祈り、有難さを感じながら制作を続けています。(平野 貴司)


写真/平野先生にご協力頂いた、夏の展示会での『陶芸教室』風景。

平野 貴司様/ご連絡先 エ0479-46-2026
★作品の展示・販売をしております。見学も自由に出来ますのでお気軽にご連絡下さい。

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