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2019.7.26

【 フランク・ロイド・ライト 】

こんにちは、井上です。

雨が降る日が少なくなり、暑い日が多くなってきて
そろそろ梅雨明けかなと感じます。

今月の初めにフランク・ロイド・ライトの作品が
世界遺産に登録されたニュースがありましたね。

建築の仕事をやっている自分としてもすごくうれしい事です。

でもフランク・ロイド・ライトの建物って何がすごいのか
名前は聞いたことがあってもわからない方は多いと思います。

ライト建築のすごい所は私が感じている事ですが、
『高さ』関係がすごいと思います。

リビングの例で例えると、リビングの窓は大きく、天井は低く作られています。
これは、内部の低い天井はそこにいる人に圧迫感を与え、リビングにいる人の
意識が大きな窓を通して自然と外へと向かうようにしています。
なので外との繋がりをより感じられ
低い天井でも狭さを感じさせないようになっています。

建物外観は横ラインと縦ラインの比率、厚みの取り方、1階と2階の高さの比率。
こういった高さ関係の設計というのが私の中ではすごい所で、
頭の中で完全に3Dで考えれるんだなと感じます。

こういった高さ関係、建築ではすごく大事で
普段生活していると気にしないですが
先人たち建築家の力があって今があるんだなとつくづく実感します。

落水莊。高さ、厚みの取り方がかっこいいです。

天井は低く、大きな窓。意識が外へと行くので空間の広がりを感じる。

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