こんにちは。
設計課の木内です。

一年の最後の三カ月はハロウィン、クリスマス
その他様々な行事が目まぐるしく通り過ぎ、
あっという間に次の年がやってくるので、
ここだけ時間の流れが違っているんじゃないか
という気さえしてきます。

特に今年はワールドカップが開催され、
そこで史上に類を見ないジャイアントキリングが
繰り広げられたのもあって、息つく間もないほど
てんやわんやしている雰囲気が楽しいです。

さて、例年ならば12月の始めから話題になるはずですが、
そういうわけでサッカーの熱に圧され、
少し控えめになってしまっている感のあるクリスマスの
話題に触れていこうと思います。

近年では日本でも名前を聞くようになり、
決して珍しいものでは無くなってきましたが
この時期のお菓子として「シュトーレン」があります。
粉砂糖で表面が真っ白になっていて、中にドライレーズンやナッツが
入ってるパンと聞けばピンとくる方も多いのではないでしょうか。
自分も何かの機会に手に入った時はコーヒーか紅茶と合わせて食べたりします。

元々は何週間もかけて風味の変化を楽しみながら味わうものらしく、
本場ドイツではクリスマス・イブまで4週間かけて食べるのが伝統のようです。
日本とドイツでは事情が異なると思いますが、
何かと慌ただしい師走の合間に一つの食べ物を少しづつ消費する時間を設ける事は、
日々を積み重ねている実感を確かめることが出来ていいかも、とも思います。

またこの時期になると「グリューワイン」という飲み物が
某コーヒーショップの店頭に並ぶのを見かけると思います。
温めたワインに砂糖や柑橘類、シナモン等を加えたドリンクです。
様々な露店が立ち並ぶクリスマスマーケットにおいては屋台の定番であり、
人々がコップを片手に賑わう光景は風物詩と言えます。
ノンアルコールで作ったレシピは「キンダープンシュ」と呼び、
お子さんやアルコールを呑まない方でも楽しめます。
小さい頃に一回飲んでみただけなので曖昧ですが、
アセロラジュースみたいな味だな、と感じた記憶があります。

クリスマスマーケットの発祥はドイツと言われています。
世界最古の「ドレスデン」のクリスマスマーケット、
世界最大の「シュトゥットガルド」のクリスマスマーケット、
世界一有名な「ニュルンベルク」のクリスマスマーケットがひしめき、
それらを合わせてドイツ3大クリスマスマーケットと謳われていますから、
その人気や盛況さが伺えます。
あるいは、この土地はクリスマスという行事を本当に特別に扱っているんだな、
という意味合いの重さがそこはかとなく伝わってくる感じもあります。

本場まで行くのは難しさがありますが、日本全国の各地でも企画されている催し事なので
興味が湧かれれば、近場のクリスマスマーケットが何処か調べてみるのもいいかもしれません。