【風の道】について紹介します。
こんにちは。
設計の金井です。
前回は【光の道】を紹介しましたが、
今回は【風の道】を紹介します。
【風の道】とは、風の通り通や流れの事です。
風が良く入る家は気持ちが良いですが、
通り抜けないと風は停滞し淀みます。
では、どんな事に注意して【風の道】
を考えているのかを紹介します。
①自然環境を参考にする。
土地の環境や状態を地勢図等から考察する
山、谷、窪地、田んぼ、台地なのか等で【風の道】が少し読めます。
②風配図を参考にする。
環境省より、その地区の風配図が出ているので参考にする。
風配図により夏冬の風の向きや速度等を参考にする。
③廻りの建物等、高さの有る建築等が有る場合も参考にする。
上記の事を参考にしながら建物の向きや窓計画を行うのですが、基本として
【風は低い所から高い所へ流れ、入口面積と出口面積に反比例して速度が上がる】
という特徴が有ります。
風の入口を1階に取り、出口を2階の天窓や吹抜などに取るとより効果が上がり
夏に涼しい家になります。
また、【風の道】を東西・南北と十字になる様に計画できると
四季を通じて【風の道】の活かされた建物になります。
昔からの言い伝えで、【夏涼しい家は冬暖かい】と言います。
これは、【風の道】がしっかり造られているので、
夏は【風の通り道=風の道】があり涼しく
冬は【風の道】を閉じれば暖かいという事です。
【風の道】も私達が設計を行う上で大事な条件のひとつです。
写真は、【風の道】の資料の一例です。
平面の【風の道】
断面の【風の道】
成田市の年ごとの風配図
成田市の月ごとの風配図
成田市の地勢図
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