オーガニックハウス建築日記⑨
~シロアリにはホウ酸!~
こんにちは。
ヤワタホーム成田住宅展示場内の分譲地で建築中の
オーガニックハウスでのお客様のお住まいの現場は、
順調に工事が進んでいます。
防水紙が貼られ、サッシも入り建物の形が分かるようになりました。
室内も着々と工事が進み、床の下地の合板も貼られています。
そして、木造住宅の天敵というと、
材木をバクバク食べてしまう『シロアリ』です。
この『シロアリ』対策として一般的に行われているのは
合成殺虫剤を利用した方法です。
合成殺虫剤は、その強い作用により健康被害の心配、
施工してから数年後には、効果がなくなってしまうので
再施工が必要という問題があります。
そこで、私たちヤワタホームでは、
まず、基本として『シロアリ』に強い木材を使用しています。
基礎の上にまず載せる土台にはヒノキ、柱には一般の杉よりも
『シロアリ』の嫌う成分を多く含む、飫肥(おび)杉を使用しています。
▲ 飫肥杉は地中に埋めていてもほとんどシロアリの被害を受けていません。
その上でさらに、合成殺虫剤ではなく、天然鉱物『ホウ酸』を
主成分にした処理を施しています。
『ホウ酸』というと思いつくのがゴキブリ除けの“ホウ酸団子”です。
ゴキブリなど害虫に強い効果があります。
実は、この『ホウ酸』、自然界、身の回りのどこにでもある鉱物。
安心安全でシックハウス症候群も起こさない、
人・環境にやさしい自然素材なんです。
例えば、目薬にも含まれています。
『ホウ酸』処理のメリット
①揮発しないから室内の空気を汚さない
②揮発・分解しないから効果が持続する
さらに現在問題になっている
『シロアリ』の外来種『アメリカカンザイシロアリ』にも
効果があり、注目されています。
この『アメリカカンザイシロアリ』は
日本に以前からいる『シロアリ』が食べない
“乾材”つまり“乾燥した木材”でも食べてしまうとても
凶暴な『シロアリ』です。
『ホウ酸』による防蟻処理は、
オーストラリアでは1930年代から、アメリカでは1980年代から
行われている世界標準の『防蟻剤』です。
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